ギャンブル依存になりやすいタイプとは?
「もしかして、自分がギャンブル依存になりやすいかも…」
そんな不安を感じている方も多いかもしれませんが、実は誰でも一定の傾向を持っていることが多いです。
そのことに気づくことが、依存から抜け出すための第一歩です。
この記事では、ギャンブル依存になりやすいタイプを、「感情」「行動」「環境」の観点から整理していきます。
自分がどのタイプに当てはまるのかを知ることで、改善のヒントが見えてきます。
STEP確認
この記事はギャンブル依存症から抜け出すための「STEP0-7」です。
シリーズの他の「STEP 0」記事もあわせて参考にしてみてください。
- STEP 0-2【依存症かも?と思ったら自分を見直そう】
- STEP 0-3【本当の目的は“刺激”や“快感”?】
- STEP 0-4【本当の目的は“金銭”?】
- STEP 0-5【パチンコ・スロットはやめるべき?】
- STEP 0-6【パチンコ・スロット依存を放っておくと?】
- STEP 0-7【パチンコ・スロットにハマりやすい人】 ←今ココ
シリーズ全体の流れを確認したい方はこちら。
依存症になりやすい4つのタイプ
ギャンブル依存症に陥りやすいタイプは、いくつかの傾向に分けることができます。
これらを理解し、自分の行動パターンを振り返ることで、無意識のうちに陥っているクセを見つけ出し、脱出のヒントにすることができます。
1. 感情の起伏が激しいタイプ
特徴
感情の波が激しく、ストレスや不安を感じたときにギャンブルをして気分をリセットしようとする傾向があります。
リスク
感情の波に流されやすいため、ギャンブルを「気分転換」や「ストレス発散」として使いがちになり、依存が進む可能性があります。

機械も感情も「誤動作」を起こしやすい場所にトリガーが隠れています。
自分の感情がどういったときに引き金となるかを見つけ、そこに注意を払うことが重要です。
感情に振り回されないように、冷静に振り返る時間を作ることが改善への第一歩です。
2. 衝動的なタイプ
特徴
その場の感情で行動することが多く、計画性がなくギャンブルに行ってしまうことが多いです。
リスク
衝動的にギャンブルをしてしまうため、後で後悔しても、ついまた繰り返してしまう傾向があります。



衝動的な行動は、機械でいう「誤作動」。
この場合も「何かが引き金になって反応してしまっている」と考えると、自分のパターンを見つけやすくなります。
反応的な行動が多いと感じたら、反応前に一呼吸おく習慣をつけると効果的です。
3. 勝ちたいという欲求が強いタイプ
特徴
「一度勝ったから次も勝てるはず」と思い込んで、ギャンブルに対する欲望が強くなります。
リスク
勝ったときの快感が忘れられず、次に勝つことを期待してギャンブルを続けることで依存が進行します。



機械のトラブルでも「次はうまくいくはず」と繰り返すことがありますが、実際は計画的に調整しない限り、同じ誤作動が起きるだけです。
ギャンブルでも、「次は勝てる」という期待がトラブルの原因となることが多いので、その期待を意識的に減らす工夫が必要です。
4. 孤独感や退屈を感じやすいタイプ
特徴
孤独感や暇な時間を感じると、ギャンブルを選択肢にしてしまうことがあります。
リスク
孤独感や退屈を感じたときにギャンブルに逃げることで、依存症が悪化する恐れがあります。



機械も無理に動かしすぎると壊れるように、人も無理に自分を動かしすぎると疲れて、依存に頼ってしまうことがあります。
「退屈や孤独感」を別の方法で解消できる活動を見つけることが、依存症予防の重要なポイントです。
まとめ:自分の依存傾向を見つけ自分を見直す
自分が依存症になりやすいタイプに当てはまるかもしれないと思った方は今、自分を見直すことで、依存症に陥る前に早期に対策を立てることができます。すでに依存症かなと思う方でも自分の傾向を知ることは大切。
自分の行動や感情の傾向をしっかり把握し、次のステップへ進む準備を整えましょう。
次回(STEP1-1)
次はSTEP 1で自分の行動・感情を記録・自分のクセの見える化をする段階です。
まずはSTEP1-1で、記録を通じて自分のクセや感情のパターンを把握する方法をわかりやすく解説していきます。
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参考・出典
- 厚生労働省,依存症についてもっと知りたい方へ,2025/4/21
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000149274.html - 厚生労働省,依存症対策,2025/4/21
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000070789.html - 後藤幸織. (2024). 行動依存症とは?–ギャンブル, ゲーム, スマホから窃盗まで–. 京都大学アカデミックデイ 2024: 研究者と立ち話 (ポスター/展示).
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/291343/1/2024_23_poster.pdf